仕事に役立つ情報

【ビジネスマン必読】1週間のビジネストレンドを7分で!〔2022/7/4~7/10〕

毎日、新聞を読むの大変ですよね。たくさんの記事を読んでも頭に残るのはわずか・・そんなこともありますよね。欲張らず、1日1記事だけでも頭に入れるとビジネスへの活用の幅が広がります! 日経新聞から記事をピックアップして解説、7日分を約7分で読めるようにしています。短時間で『知ってるビジネスマン』に変身しましょう!

【執筆者プロフィール】

松本タケル〔ペンネーム〕 企業で特許戦略に携わる弁理士。ネットワークスペシャリスト・情報セキュリティスペシャリスト・エンベデッドシステムスペシャリストの資格を有しITにも精通。TOEIC 850点。趣味はスキルアップとビジネスに役立つ知識を収集すること。

*PEST分析(Politics(政治・法制)、Economy(経済)、Society(社会)、Technology(技術))のいずれに該当するかを明示しています

(7月10日)衝撃映像、トラウマに注意

衝撃映像、トラウマに注意
繰り返し視聴、リスク高まる


参院選の応援演説中に安倍晋三元首相が銃撃されて死亡した事件で、犯行時の映像がインターネットなどで拡散している。銃声や倒れた姿など衝撃的なシーンはメンタルヘルスに影響を与えかねず、専門家はストレスを感じたら視聴を控えるよう呼びかけている。

2022年7月10日(日) 日経新聞朝刊

【Society(社会)】安倍元首相が亡くなられました。SNSが広がった現代、加工されていない生の映像があっという間にSNSで拡散されます。ニュースでも銃撃前後の映像が頻繁に流れます。インターネットの普及で情報の流通が大きく変わってきました。頻繁にそういった情報を目にすると知らないうちに自分自身の精神にも影響が出ます。小学生でもスマホを持つ時代です。大人もですが、子供の精神不安が心配です。情報を流す側のリテラシーも重要ですが、利用する側としても、あえて見過ぎないなどの対策がいる時代なのかもしれません。

(7月9日)通信障害、2回戦目に需要

通信障害、2回戦目に需要
IIJ「eSIM」契約5倍

2回線目として格安「SIM」や端末に内蔵された「eSIM(イーシム)」の契約が増加。通信障害は起こりうることを前提に利用者が自衛に走る動きが出ている。

2022年7月9日(土) 日経新聞朝刊

【Technology(技術)】1つに頼るとトラブルの耐性が低くなるので、複数の手段を用意する流れが今後強くなりそうです。格安スマホのサービスを提供する会社は大手の回線を借りています。私もIIJを使っていますがドコモのネットワークです。自分のキャリアと異なるキャリアの回線を使っているなら、2回戦目としてリスク分散になります。1台の端末で複数回線を設定できるスマホも多くあります。エネルギーの調達先、半導体などの部品の購入先など1つに頼ることによるリスクを分散させる動きはますます強まると思います。

(7月8日)半導体受注 焦るサムスン

半導体受注 焦るサムスン

経営トップの「世界首位奪取」宣言から3年たつものの、独走状態の台湾積体電路製造(TSMC)の背中は遠のくばかり。

2022年7月8日(金) 日経新聞朝刊

【Technology(技術)】サムスンが最先端の3ナノ配線幅の半導体生産の量産を始めたと発表してます。TSMCは年内に3ナノ品の量産を予定しており、一見、サムスンが進んでいるようにみえます。しかし、サムスンは顧客がどこかを発表していないそうです。なので、大規模な量産ではないとの憶測がでています。5ナノ品ではサムスンは歩留まりが上がらず苦労しました。歩留まりとは良品の率のことでこれを高めるには様々なノウハウが必要です。TSMCが半導体製造受託の一強になってきています。

ボッシュ、40万人高度人材に
10年で2800億円投資、世界の社員再教育


仮想空間も駆使して、全員がソフトウエアに精通するデジタル集団を目指す。こうした教育に2026年までの10年間で、20億ユーロ(約2830億円)を投じる。

2022年7月7日(木) 日経新聞朝刊

【Economy(経済)】最近、「リスキリング」という言葉を新聞等でよく見かけるようになりました。これは「学び直し」意味です。ドイツの自動車部品大手のボッシュは今後10年で約3000億円もの投資を教育に向けるそうです。ソフトウェア技術者は車の価値を決める大きな要素となりました。有能な技術者は他社にも引っ張りだこなので、思うように採用できません。そこで、自社で育てて重要なソフトウェア領域に人を動かしていくという側面もあるのだと思います。日本企業はこの分野への投資が少ないです。長く働くためには、新しいスキルを何度も学ぶ必要がある時代になりました。もっと力を入れるべきでしょう。

(7月6日)任天堂「スイッチ」販売3割減

任天堂「スイッチ」販売3割減

ゲーム情報誌「ファミ通」によると4~6月の国内の販売台数は、84万台と前年同期比33%減だった。

2022年7月6日(水) 日経新聞朝刊

【Economy(経済)】原因は世界的に続く半導体不足でスイッチの人気が陰ったわけではありません。販売から6年たニンテンドースイッチはこの先も人気ソフトの発売が控えています。それに対して本体が供給できなければ販売機会の損失に繋がります。現在、あらゆる製品で半導体不足の影響が出ています。車も同じ原因で工場が停止していたりします。高性能な半導体が供給できる元は限られているので、売りてが有利な状態が続いています。

(7月5日)「空気電池」再生エネを貯蓄

「空気電池」再生エネを貯蓄
鉄・亜鉛でコスト減

太陽光などの再生可能エネルギーをためる定置用電源として「空気電池」の実用化が近づく。

2022年7月5日(火) 日経新聞朝刊

【Technology(技術)】空気電池は正極に空気中の酸素を取り込む素材を採用する次世代電池です。これまで充電できなかったのですが、繰り返し充電できる材料が見つかり開発が進んでいます。小さくできないけれど、低コストで場所を広くとれる用途での使用が期待されます。太陽光発電は日中しか発電できません。それを蓄電できれば、夜に使うことができます。安価に電気を貯める需要は大きくなるでしょう。

(7月4日)ネット広告、「ステマ」規制へ

ネット広告、「ステマ」規制へ

ネット上で、広告だと明らかにしないまま口コミなどを装って宣伝する「ステルスマーケティング(ステマ)」が広がり、問題視されている。

2022年7月4日(月) 日経新聞朝刊

【Politics(政治・法制)】「ステマ」はステルスマーケティングの略で、広告だと明らかにせずに報酬をもらって宣伝することです。広告だと分かれば、消費者は報酬を得て宣伝だとの前提で見ます。しかし、広告だと分からなければ「普通に使っている人も良いと言っている」と信じかねません。SNSで有名なインフルエンサーが紹介すればその効果は大きいです。日本ではこれは禁じられていませんが、消費者庁が規制に向けて動き始めたとのこと。欧米では既に厳罰化が進んでおり、日本は遅れています。騙されたと後から分かると、広告主も掲載元も信用が下がります。ばれなければいいでは済まないと思います。広告は広告だと分かる形にしてほしいですね。

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