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タケルのブログ

【ビジネスマン必読】1週間のビジネストレンドを7分で!〔2022/4/18~4/24〕

毎日、新聞を読むの大変ですよね。たくさんの記事を読んでも頭に残るのはわずか・・そんなこともありますよね。欲張らず、1日1記事だけでも頭に入れるとビジネスへの活用の幅が広がります! 日経新聞から記事をピックアップして解説、7日分を約7分で読めるようにしています。短時間で『知ってるビジネスマン』に変身しましょう!

【執筆者プロフィール】

松本タケル〔ペンネーム〕 企業で特許戦略に携わる弁理士。ネットワークスペシャリスト・情報セキュリティスペシャリスト・エンベデッドシステムスペシャリストの資格を有しITにも精通。TOEIC 850点。趣味はスキルアップとビジネスに役立つ知識を収集すること。

*PEST分析(Politics(政治・法制)、Economy(経済)、Society(社会)、Technology(技術))のいずれに該当するかを明示しています

(4月24日)ムール貝に学ぶ水中接着剤

ムール貝に学ぶ水中接着剤

東京大学の研究チームは水中で使っても協力な接着剤を開発した。

2022年4月24日(日) 日経新聞朝刊

【Technology(技術)】生命の脅威的な能力を工学的に利用する取り組みです。空気中で使う接着剤は水中では接着しにくくなります。

そこで、岩にへばり付くムール貝に着目したとのこと。ムール貝は足糸(そくし)と呼ばれる毛のような繊維の先に接着力が強いたんぱく質を作ってくっついているそう。このたんぱく質を分析して有機化合物を作り、接着剤を試作したそうです。結果、既製品の水中接着剤の2倍の接着力が確認できましました。進化の神秘を工学に利用するとても興味深い記事でした。

(4月23日)コロナ治療薬の供給巡り 塩野義、米政府と協議

コロナ治療薬の供給巡り
塩野義、米政府と協議

「議論しているのは事実。現時点で決まったことはない」(広報担当者)とコメントした。

2022年4月23日(土) 日経新聞朝刊

【Technology(技術)】新型コロナのワクチンでは軒並み、海外勢に先を越される中、治療薬で日本企業が世界に打って出ようとしています。日本では2月25日に承認申請をしたとのこと。ウイルス感染を防ぐ中和交代の量の増加は確認できているものの、症状改善効果が示されていないとの意見もあるようです。日本企業として塩野義製薬にがんばってほしいです!

(4月22日)トウモロコシ 迫る最高値

トウモロコシ 迫る最高値
世界的インフレ 拍車も


世界有数の輸出国のウクライナからの供給不安に加え、価格が高騰するガソリンの代替としてトウモロコシ由来のエタノールの需要が急増するなど需給が逼迫しているからだ。

2022年4月22日(金) 日経新聞朝刊

【Economy(経済)】トウモロコシは食用だけでなく産業用にも使われる点が、小麦やコメなど他の穀物と大きく相違します。

ウクライナは世界輸出の13%を占めるそうで、今後、生産が半減するとの予測があります。米国はトウモロコシの生産の世界首位で3割を占めるそうです。米国では国内消費の3割以上が食用ではなくエタノールに使われているそう。

シカゴ取引所のトウモロコシ先物は、昨年比で4割も高くなっています。地政学リスクによる生産減、脱炭素の流れなどが複雑に絡み合ってか過去高騰に繋がっている点が経済の勉強になります。

(4月21日)ネトフリ会員20万人減 株一時4割安

ネトフリ会員20万人減 株一時4割安
動画配信 曲がり角


米ネットフリックスの会員数が過去10年で初めて減少した。

2022年4月21日(木) 日経新聞朝刊

【Society(社会)】コロナ禍の巣ごもりで会員数を伸ばしてたネットフリックスが岐路に立っています。時価総額が約7兆円減少した計算になります。動画配信サービスの乱立や、値上げ、ロシアの撤退などで会員数が減っています。今後は、広告付きの料金を抑えたプランも検討するそう。独自コンテンツへの投資を拡大してきたネットフリックス。私はお気にいりのアニメの続編がネットフリックス独占放送で残念な思いをしていますいが、加入しようとまでは思いません。独占配信以外の活路も必要なのかもしれないですね。

(4月20日)入場料取とる書店 日販、コロナ下健闘

入場料取とる書店
日販、コロナ下健闘


新型コロナウイルス禍で書店が苦境に直面する中、文喫は検討している。

2022年4月20日(水) 日経新聞朝刊

【Society(社会)】「文喫」は、入場料を取る書店で、平日だと1650円を払えば、午前9時から、午後8時まで店内の書籍を自由に閲覧できるそう。コーヒーと煎茶が飲み放題で、書籍が気に入れば購入できます。

これは、これまでの書店のタブーを逆手にとったビジネスです。飲食禁止、立ち読み禁止が書店の原則ですが、むしろコーヒーを出していてもらう、中の書籍は読んでもいいということです。客単価は通常の書店の3倍で3000円を超えるそう。テレワーク需要もとりこんでいるようです。私も一度いってみたいです。現在は六本木と、福岡で展開しているそう。

(4月19日)パナHDが週休3日制

パナHDが週休3日制
試験導入5000人対象


持ち株会社と、間接業務を手がける子会社の全従業員が対象。

2022年4月19日(火) 日経新聞朝刊

【Society(社会)】4月からホールディングス化したパナソニックの新取り組みです。日本国内の従業員、約6万人でのうち約5000人が対象とのこと。全員が週休3日を選ぶわけではなく、人数目標も未定です。

従業員の働き方に柔軟性を持たせることで、活力を持って働いてもらいたいとの考えなのでしょう。また、最近の若い人は自分らしい生活を重視する傾向があるので、このような選択肢は採用にも有利になると考えられますね。

(4月18日)偽画像拡散防止で連合

偽動画拡散防止で連合
電子署名、技術開発へ

暗号化で編集履歴を改ざんできなくするソフトを共有する。

2022年4月18日(月) 日経新聞朝刊

【Technology(技術)】アドビやマイクロソフト、ソニーなどが開発をするとのこと。AI(人工知能)の進展で、人間の目では偽物と区別がつかないような、静止画や動画が作れるようになってきています。動画の偽画像が出回ると、予期せぬ誤解や世論操作ができてしまいます。今後のネット社会には、このような改ざんを検知したり、防止する技術は必須になるでしょう。


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