新規ビジネスやイノベーションに関する気になったニュースをまとめて紹介。
電動キックボード 国内でシェア事業開始 Luupなど4社、来月から
国内でシェア事業開始 Luupなど4社、来月から
2021年3月22日(月) 日経新聞朝刊
警察庁が一部の地域でヘルメット無しでの走行を認可するのを受け、Luupなど4社が提供する。
電動キックボード、シェアサービス4月から Luupなど4社: 日本経済新聞 (nikkei.com)
2年ほど前、アメリカのカリフォルニア州に出張したときに道端のあちらこちらに電動キックボードが置かれていて驚いた記憶があります。
ビジネス風のお姉さんがヘルメット無しに颯爽と乗っていたのが印象的でした。
日本では電動キックボードは、いわゆる原チャリ(電動機付自転車)と同じ扱いです。運転には免許が必要ですし、ヘルメットも必要です。
また、バックミラー、方向指示器、ナンバープレートも必要です。これでは、アメリカのように普及はしないですね。
結構、スピードが出るので危険性があるので規制を緩めたくないのも理解はできます。
しかし、このニュース紹介で度々書いているように、イノベーションを阻害する規制が日本には多すぎます。
なので、今回の記事のように一部地域で緩和しているのでしょう。とはいえ、あくまでも一部地域なわけで結局、大きく普及するには全国的に緩和するしかないです。
ワクチンも結局、海外の方が早かったです。最終的にいろいろなトライができないがために諸外国に負けるようなことが減るように規制も考えてもらいたいです。
シーメンス、水素鉄道参入
シーメンス、水素鉄道参入
2021年3月23日(火) 日経新聞朝刊
車両「排出ゼロ」の要に
シーメンス、水素鉄道参入: 日本経済新聞 (nikkei.com)
ドイツのシーメンスが水素を燃料に使う鉄道の開発に乗り出したそうです。日本では日立製作所、JR東日本、トヨタ自動車が実証試験を始めるそうです。
電車は架線から電気を得ていますが、水素で走るようになると架線が要らなくなります。
水素を補給すれば自走できます。水素と酸素を反応させて電気を起こしモーターで走ることができます。
架線の敷設や維持は大きなコストがかかるでしょう。水素化した場合との比較した場合のコスト差は分かりませんが地震などの影響から復旧するのは早くなるかもしれませんね。
ドイツの車両は電動化されていないディーゼルエンジンの車両がまだ多いようです。環境影響の側面でも電動化を急いでいるのでしょう。
アジア発ユニコーンの真価
アジア発ユニコーンの真価
2021年3月24日(水) 日経新聞朝刊
0時までに注文したら翌朝午前7時までに商品を届ける勧告の\ネット通販大手のクーパンがニューヨーク証券取引所に上場した。23日時点の時価総額は約8兆円にものぼっているそうです。
クーパンのサービスはドーン・デリバリー(夜明け配達)と呼ばれているそうです。
グーグルのように世界で画一的なサービスを提供するのに対抗しクーパンは地域の課題を解決したローカライズしたサービスを提供しています。
現在、新型コロナ影響を緩和するために各国が金融緩和を行っており資金が流入しやすい環境になります。クーパンのような新興企業も真価が問われるのはこれからでしょう。
私がいる車関連業界でもモビリティサービスが進展するといわれています。移動は生活に根付いているものなので、サービス自体がローカライズすると言われています。
クーパンのようにその地域が抱える課題を直接解決する会社が伸びるのかもしれませんね。
一方、サービスをローカル化すると事業を大きくスケールしにくくなります。共通的なシステムにカスタムできる要素を加え、容易に地域課題に合わせられるようにすべきですね。